ソフトバンクの「Pepper」、アリババが量産に参画で「ロボット産業」進出へ!=中国メディア

中国メディア・人民網は18日、中国・アリババグループが同日、富士康(フォックスコン)とともにソフトバンクグループ傘下のソフトバンクロボティクス(SBRH)にそれぞれ145億円を投資することを発表したと報じた。同社らはSBRHが20日に販売開始するヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」の量産に参与し、ロボット産業への進出を図る。
記事は、SBRHの持ち株比率について、ソフトバンクが60%、アリババと富士康が20%ずつと紹介。「世界の著名企業3社が、今後共同でロボットの世界的な開発、市場開拓をすることになる」と伝えた。
また、アリババの馬雲CEOが「われわれは制御を出発点としたIT時代から、生産力の喚起を目的としたDT(データテクノロジー)の時代に向かっている。今後、ロボット産業は医療、公共サービス、研究、スマートホームなどの分野において重要な役割を持つようになるだろう。ロボットの幅広い応用は、産業構造、考え方、社会の発明に新たな変革をもたらす」と語ったことを紹介した。
そのうえで、アリババがロボット産業への進出を図る背景について、業界関係者が「広い市場がアリババに進出を考えさせた重要なファクター。現在、ロボット産業は世界各国が高く注目する戦略型新興産業になっている。中国では『中国製造2025』戦略における10大分野の1つとされ、ドイツは『インダストリー4.0』を進めている。日本もロボット新戦略を掲げ、米国も製造業復興計画を立てている」と解説したことを伝えた。
記事は、「ペッパー」について、SBRHによる世界初の感情を有するロボット製品と紹介。ソフトバンクが2012年にフランスのロボット企業を買収したのを皮切りに、14年には表情などに関する技術を扱う数社の買収や投資を進めたと説明した。(編集担当:今関忠馬)(写真は人民網の18日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・人民網は18日、中国・アリババグループが同日、富士康(フォックスコン)とともにソフトバンクグループ傘下のソフトバンクロボティクス(SBRH)にそれぞれ145億円を投資することを発表したと報じた。同社はSBRHが20日に販売開始するヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」の量産に参与し、ロボット産業への進出を図る。(写真は人民網の18日付報道の画面キャプチャ)
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2015-06-19 08:45