日本の製造業にも欠陥・・・・競争力が後退、欧米に追いつけるか?=中国メディア

中国メディアの電子信息産業網は18日、経済産業省が9日に「2015年版ものづくり白書」を発表したことを紹介し、日本の製造業の競争力は近年後退しているものの、日本政府は発展の方向性を調整し、欧米に追いつこうと努力していることが分かると報じた。
記事は、日本の製造業の競争力は「全体として見れば世界トップ水準」と指摘し、国連工業開発機関(UNIDO)が発表した世界135カ国・地域における製造業の競争力評価レポート「2012-13年工業開発報告書」では日本が1位だったことを紹介した。
一方で、日本の製造業が強い分野は主に機械設備や自動車、基幹部品といった分野に集中しているとし、情報通信業においては時価総額で世界トップ10に日本企業の姿は見えないとしたほか、インターネット産業においても世界で誰もが知るような日本企業は存在せず、同産業は相対的に日本の弱い分野と論じた。
続けて、14年盤のものづくり白書では主に「ロボット」について論じられていたことを指摘しつつも、「15年版ものづくり白書」ではビッグデータやモノのインターネット(IoT)のほか、ソフトウェアの重要性などが強調されていたと伝え、「これらは日本の製造業から注目が集まっている分野でもある」と指摘した。
さらに、「15年版ものづくり白書」でビッグデータやIoTが強調されていたからといって、ロボット産業の重要性が劣ることを意味するものではないとし、むしろ日本は世界のロボット産業をリードすべく15年1月にロボット新戦略を打ち出していると紹介した。
また、日本国内の製造業は着実な改善が急務であるとし、垂直的多角化や商品ラインナップといった改善では不十分であり、ドイツや米国による圧力をかわすには、ビッグデータやIoTといった新しい技術の活用による革新が必要だと指摘した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの電子信息産業網は18日、経済産業省が9日に「2015年版ものづくり白書」を発表したことを紹介し、日本の製造業の競争力は近年後退しているものの、日本政府は発展の方向性を調整し、欧米に追いつこうと努力していることが分かると報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-06-19 15:00