日経平均終値は183円高と反発、直近4日続落の反動で買い戻される
19日の日経平均株価は前日比183円42銭高の2万174円24銭と5日ぶりに反発した。朝方から欧米株高を好感した買いが先行し、寄り付き直後に203円高まで上昇。ただ、その約20分後には上げ幅を85円まで縮めるなど、値動きの荒い展開となった。午後にも一時的に売りに傾く局面があったが、その後は買い戻しが入ったことで堅調に推移した。なお、正午過ぎに発表された日銀金融政策決定会合の結果は、大方の予想通り現状維持だった。
個別では、第1四半期は営業益最高との報道が材料視されたセブン&アイ・ホールディングス <3382> や、訪日客向け情報サービスで東京急行電鉄 <9005> や東京メトロと業務提携するぐるなび <2440> が上昇。「フリフオールスターズ」日本語版が50万ダウンロードを達成したガーラ <4777> や、eラーニングシステムをサイバーエージェント <4751> に試験提供するシステム・テクノロジー・アイ <2345> も買われた。
半面、JPモルガン証券が投資判断を引き下げた東京ガス <9531> 、東北電力 <9506> 、東邦ガス <9533> が下落。MERS(中東呼吸器症候群)対策の関連銘柄としての資金流入が一服した日本バイリーン <3514> 、日本エアーテック <6291> 、アゼアス <3161> も売られた。
業種別では、繊維製品、ゴム製品、海運などが上昇。一方、鉱業、電気・ガス、石油石炭製品は下落した。(編集担当:松浦直角)
19日の日経平均株価は前日比183円42銭高の2万174円24銭と5日ぶりに反発した。
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2015-06-19 14:30