[ベトナム株]国内初の生分解性プラスチック袋工場を設立へ

  ニャーニュアベトナム社(Nha Nhua Viet Nam)は、メコンデルタ地方ロンアン省に年産能力3000tの生分解性プラスチック袋工場を設立する計画を発表した。完成すれば、ベトナム初の生分解性プラスチック袋工場となる。   同事業は、中国の広州生分解性プラスチック袋社との合弁で行われる。年内にも所定の手続きを終えて、2016年年初より操業を開始する予定。同工場は広州生分解性プラスチック袋社から技術移転を受けるほか、機械設備も同社から調達する。投資総額は1000万USD(約12億3000万円)の見通し。   同工場では、セルロース、キャッサバ粉、添加物から製造したプラスチック粒子を原料として、生分解性プラスチック袋を生産する。同技術を用いて生産する生分解性プラスチック袋は、微生物などによって1年半から2年ほどで水と二酸化炭素に完全に分解されることから、半永久的に分解されず残存する従来のプラスチック袋と比べて、環境への負担が少なくなる。   ホーチミン市プラスチック協会の加盟企業は、同工場をモデルとして、ベトナムで4か所(同工場含む)、カンボジア、ラオス、ミャンマーで1か所ずつの計7か所の工場を設立する予定。計画が順調に進めば、2020年には商業施設やスーパーマーケット、伝統的な市場における従来のビニール袋の使用量が2010年と比べてそれぞれ▲50~65%減少する見通しだ。(情報提供:VERAC)
ニャーニュアベトナム社(Nha Nhua Viet Nam)は、メコンデルタ地方ロンアン省に年産能力3000tの生分解性プラスチック袋工場を設立する計画を発表した。完成すれば、ベトナム初の生分解性プラスチック袋工場となる。
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2015-06-19 17:30