【今日のドル円】ギリシャ情勢を睨んで不安定な相場展開
ドル/円は、本日オープン前のオセアニア市場で一時123円台を回復する場面があった。週末に独紙が報じたところによると、今月末で期限が切れるギリシャ向け支援プログラムが9月まで延長される可能性が浮上したとされ、ギリシャが新たな改革案を債権団に提出したとの報道もある。
これらを受けて、本日行われるユーロ圏財務相会議と首脳会議でギリシャ支援に一定の合意が得られるとの期待が高まっているようだ。このままギリシャ懸念がひとまずにせよ後退すれば、主要国の株価上昇とともに米国債に売り戻し(金利上昇)が入る公算のためドル/円はもう一段の上昇が見込まれる。
しかし、ギリシャの年金制度改革に関する同国とEUの見解には大きな隔たりがあるとされてきただけに、合意形成にはなお不透明感が拭えない。本日の会合でも交渉が難航するようだと、ギリシャの債務不履行(デフォルト)観測が膨らむ事になり、リスク回避的な円買いが強まる可能性がある。本日のドル/円は、ギリシャ情勢を睨んで不安定な相場展開が続きそうだ。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円は、本日オープン前のオセアニア市場で一時123円台を回復する場面があった。週末に独紙が報じたところによると、今月末で期限が切れるギリシャ向け支援プログラムが9月まで延長される可能性が浮上したとされ、ギリシャが新たな改革案を債権団に提出したとの報道もある。
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2015-06-22 09:15