エアーテックが急落、ブラックロックによる株式追加取得も反応薄

　日本エアーテック <6291> が急落し、午前９時２４分に３４円安（４．２９％安）の７５９円まで売られた。クリーンルームなどを手掛ける同社は、韓国を中心とするＭＥＲＳ（中東呼吸器症候群）の感染拡大を受けて物色対象とされる場面があったが、足元ではきょうを含めて５日続落となっている。 　１９日引け後に提出された大量保有報告書では、米運用大手ブラックロックがエアーテック株を１５日に追加取得したことが判明したものの、これを材料視する動きは限定的だったようだ。保有割合は５．０６％から６．２９％に上昇している。 　ブラックロックはその他５銘柄についても取得・売却を報告。ＮＥＣ <6701> は株式を買い増し、ファナック <6954> 、日本取引所グループ（ＪＰＸ） <8697> 、Ｊパワー <9513> は新規保有している。一方、ふくおかフィナンシャルグループ <8354> は保有比率を引き下げた。（編集担当：松浦直角）