スポット金、約3週間ぶりの高値水準(1200ドル)

 19日のスポット金はほぼ横ばい、約3週間ぶりの高値水準を維持し、1200ドル台上方で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が、ハト派的姿勢を強めたとの受け止め方や、ギリシャ債務問題への懸念が相場を下支えした。  市場ではギリシャ支援協議が難航し、同国がまもなくデフォルト(債務不履行)に陥るのではないかとの懸念が強まっている。支援交渉に進展が見られないなか、ギリシャの国際通貨基金(IMF)に対する16億ユーロの融資返済期限は月末に迫っており、ユーロ圏は本日(22日)に緊急首脳会議を開いて対応を協議する。  19日のWTI原油先物は反落した。ギリシャ債務危機をめぐる懸念や米石油掘削リグの減少が鈍ったことが背景となった。  ギリシャと債権者機関の交渉で決着が付かなかったことが原油の売りにつながった。市場では、もしギリシャがデフォルトに陥り、悪影響が他の南欧諸国に広がれば、欧州石油需要に負の影響を与える恐れがあるとの指摘もあった。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した稼働リグ数は4基減となり、前週の統計では7基だった。(情報提供:東岳証券株式会社)
19日のスポット金はほぼ横ばい、約3週間ぶりの高値水準を維持し、1200ドル台上方で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が、ハト派的姿勢を強めたとの受け止め方や、ギリシャ債務問題への懸念が相場を下支えした。
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2015-06-22 11:30