韓国に外国人客を呼び戻せ・・・「MERS補償保険」導入へ=韓国華字メディア

 韓国メディア・亜州経済の中国語版は22日、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスによって韓国の観光業に1085億ウォン(約121億円)の損害が見込まれ、政府当局が補償保険を打ち出すと報じた。  記事は、観光旅行業協会(KATA)が22日に7月と8月の韓国旅行商品を予約している外国人客数を発表、延べ20万2541人と前年同期比で82.1%減少したと紹介。  外国人客の地域別では、中国人が前年の約81万人から約13万人と83.7%減、日本人も約17万7000人から約2万8000人と84.4%減少したほか、東南アジアや欧米地域も70%前後減ったとした。この状況から韓国旅行業界の損失額は1085億ウォンに達すると伝えた。  そのうえで、この苦境を克服すべく同協会が政府の支援金を使用して、「外来観光客を対象としたMERS補償保険」に加入したと報じた。保険の内容については、「韓国に入国した外国人観光客が20日以内にMERSに感染した場合、500万ウォン(約56万円)の治療補償金、診断後20日以内に死亡した場合は1億ウォン(約1118万円)の保険金を支払う」と紹介した。  ただ、外国人が就労ビザ、永住権所持者であったり、航空や船舶の乗務員であった場合は適用範囲から外れるほか、MERSが発生している中東を訪問したことのある客も対象外になるとした。  記事は、KATAの会長が「MERS補償保険が旅行会社と外国人観光客による韓国旅行商品の信頼度向上につながるだろう」と語ったことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディア・亜州経済の中国語版は22日、MERS(中東呼吸器症候群)コロナウイルスによって韓国の観光業に1085億ウォン(約121億円)の損害が見込まれ、政府当局が補償保険を打ち出すと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-06-23 10:00