日経平均は2万800円台回復、ITバブル時の高値に迫る

 23日の日経平均株価は前日比381円23銭高の2万809円42銭と3日続伸。終値ベースで1日の年初来高値を更新し、ITバブル時の高値(2000年4月の2万833円)に接近した。  ギリシャ金融支援の進展期待を背景にリスクオンの買いが流入した。午前11時ごろに上昇は一服したが高値圏を維持。ドル・円はジリ高で推移したことも支えになり、日経平均は終盤になって再び強含んで上げ幅を拡大し、高値で引けた。  個別では、リニア工事が年6億円程度の経常増益要因と伝わった特殊東海製紙 <3708> が急伸。外資系証券による目標株価の引き上げが複数観測された三井化学 <4183> も物色された。15年5月期業績予想を上方修正したハニーズ <2792> も堅調。オンワードホールディングス <8016> はラオックス <8202> との合弁会社設立が好感されて買いを集めた。  半面、6月度の既存店で減収だった西松屋チェーン <7545> は軟調。「きものの日」制定への期待で人気化していた和装関連株では、さが美 <8201> 、ツカモトコーポレーション <8025> 、京都きもの友禅 <7615> などが売りに押された。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前日比381円23銭高の2万809円42銭と3日続伸。
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2015-06-23 15:00