日経平均は90円安スタート、短期的な過熱感や欧米株安を受けて売り先行
25日の日経平均株価は前日比90円34銭安の2万777円69銭と反落してスタート。欧米株安を受けて売り優勢の展開となっている。日経平均は前日までの4連騰で877円上昇しており、ITバブル時の高値を上回った達成感もあって目先では調整が入りやすい。ただ、上昇ペースが急だったことから買い遅れた投資家は多いと見られ、押し目買いを狙う動きも出やすい。足元では、ギリシャ債務問題やTPP(環太平洋経済連携協定)交渉をめぐる動向にも注目が集まる。
個別では、大手証券が投資判断を引き下げたファナック <6954> 、宇部興産 <4208> 、ダイキン工業 <6367> などが下落。アイフラッグ <2759> の完全子会社化を発表した光通信 <9435> や、15年8月期の業績予想を下方修正したケイティケイ <3035> も売り先行で始まっている。また、16年2月期第1四半期を発表したパルコ <8251> も安い。
半面、18年3月期をメドに配当性向50%を目指すとしたSRAホールディングス <3817> や、米企業から抗菌薬の国内開発・販売・製造権を再取得したラクオリア創薬 <4579> は買い優勢。バルブの保守点検・修理など手掛ける企業と業務提携する協立電機 <6874> や、16.86%の自社株買いを決定したEストアー <4304> も上昇している。(編集担当:松浦直角)
25日の日経平均株価は前日比90円34銭安の2万777円69銭と反落してスタート。
japan,economic
2015-06-25 08:45