【今日のドル円】ギリシャ不安が再燃、市場は楽観論と悲観論が交錯

 昨日のドル/円は、全般的なドル買いの強まりを受けて、一時124.30円台まで上昇したが、NY市場中盤以降は、ギリシャ支援協議が再び難航するとの見方が広がる中、リスク回避的な円買いが優勢となり123円台後半に押し戻された。ドル/円は本日もギリシャ情勢を睨んで神経質な展開を強いられそうだ。  ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は、昨日物別れに終わったギリシャ支援に関する協議を、本日の午後(現地時間)にも再開する予定だが、ギリシャが提出した財政改革案に対する国際債権団の評価は依然低いようで、合意への道のりは平坦ではなさそうだ。  来週30日に大口の返済期限(ギリシャからIMFへ)が迫る中、市場には土壇場での決着を見込む楽観論とギリシャの債務不履行やユーロ離脱は不可避という悲観論が交錯しており、神経質にならざるを得ない。  米国では、5月個人消費支出(PCE)や週次新規失業保険申請件数(いずれも21:30)などの経済指標に加え、連邦準備制度理事会(FRB)理事らの講演が予定されているが、ギリシャ情勢への懸念がくすぶる中では、市場の関心は「二の次」だろう。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、全般的なドル買いの強まりを受けて、一時124.30円台まで上昇したが、NY市場中盤以降は、ギリシャ支援協議が再び難航するとの見方が広がる中、リスク回避的な円買いが優勢となり123円台後半に押し戻された。ドル/円は本日もギリシャ情勢を睨んで神経質な展開を強いられそうだ。
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2015-06-25 09:45