日経平均終値は96円安と反落、不透明なギリシャ債務問題を前に軟調に推移

 25日の日経平均株価は前日比96円63銭安の2万771円40銭と5営業日ぶりに反落した。朝方は欧米株安を受けて売り優勢で取引を開始。その後、買い戻しが入ったことで午前10時半頃に前日終値近辺まで戻したものの、ギリシャ債務問題の不透明感などを前に一段と買い向かう動きは限られた。上値の重さが意識されると、引けにかけて再度大きく売り込まれる展開となった。  個別では、開発していた二次電池で技術的な課題が発覚した日本マイクロニクス <6871> や、人気海外ドラマのゲームを配信するも出尽くし感が意識されたKLab <3656> が下落。大手証券が投資判断を引き下げた中国電力 <9504> 、大阪ガス <9532> 、中部電力 <9502> や、15年8月期は最終赤字転落で無配予想としたケイティケイ <3035> も売られた。  半面、慶応大の在宅医療支援システム構築事業に参画したCRI・ミドルウェア <3698> や、サイバーエージェント <4751> と業務提携を結んだリアルワールド <3691> が上昇。3年後に配当性向50%目指すとしたSRAホールディングス <3817> や、大手証券が投資判断を引き上げたジェイテクト <6473> も買われた。  業種別では、ゴム製品、電気・ガス、パルプ・紙が下落。一方、海運、その他製品、保険は上昇した。(編集担当:松浦直角)
25日の日経平均株価は前日比96円63銭安の2万771円40銭と5営業日ぶりに反落した。
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2015-06-25 15:00