韓国が戦闘機を輸出・・・フィリピン受け取り、中国で警戒感は希薄

騰訊新聞など中国メディアは26日、最近になり韓国から12機の輸出が決まっている「FA-50」戦闘機の最初の1機が相手国のフィリピン引き渡されたと報じた。中国ではメディアもネット民もさほど警戒心を示していない。日本からフィリピンへの武器輸出問題とは対照的だ。
フィリピンと中国は、南シナ海で島の領有問題で対立している。フィリピンのアキノ大統領が2014年に米メディアの取材に対して、15年には訪日時に中国をナチス・ドイツに例えた際には、両国政府が非難の応酬をする事態にもなった。
日本がフィリピンに巡視船10隻を輸出することが決まった際や、フィリピンが日本製武器の輸入を意図していると報じられた際、中国は強い警戒心を示した。
しかし「FA-50」輸出については、現在のところ特に強い警戒心は見られない。新浪網の記事に寄せられたコメントを見ると「標的機だな」、「フィリピン犬もジェット機を持つことになるのだな」、「フィリピンにF-15は使えない」、「フィリピンの標的機の南シナ海と飛来し先に撃ってくれることを歓迎!」などの意見が目立つ。
FA-50は練習機「T-50」の派生型の戦闘爆撃機。T-50は米ロッキード・マーティンから技術支援を受け、韓国航空宇宙産業(KAI)が開発した。試作1号機の初飛行は2002年。(編集担当:如月隼人)(写真は騰訊新聞の上記記事掲載頁キャプチャー)
騰訊新聞など中国メディアは26日、最近になり韓国から12機の輸出が決まっている「FA-50」戦闘機の最初の1機が相手国のフィリピン引き渡されたと報じた。中国ではメディアもネット民もさほど警戒心を示していない。日本からフィリピンへの武器輸出問題とは対照的だ。(写真は騰訊新聞の上記記事掲載頁キャプチャー)
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2015-06-26 12:00