サンセイランディは決算発表を先取り続伸業績買いが膨らみ続伸

  サンセイランディック <3277> (東2)は、12円高の630円と続伸し、今年2月4日につけた東証第2部上場以来の安値538円からの底上げを鮮明化している。同社株は、2月14日に12月期決算の発表を予定しており、昨年12月25日に上方修正した前2013年12月期業績に次ぎ、今期業績も続伸が観測されていることを先取り、内需割安株買いが増勢となっている。 ■前期業績は上方修正、今期純利益は過去最高更新が観測   同社の前期業績は、昨年12月に期初予想が修正され、売り上げを16億800万円に下方修正したものの、逆に経常利益を2億6400万円引き上げて7億6100万円(前々期比74%増)、純利益も同じく1億6500万円アップさせて4億1800万円(同79%増)とそれぞれ上方修正された。売り上げは、前期第4四半期に予定していた大型案件の底地などの販売が、次期に先送りされたことで下ぶれたが、利益は、不動産販売事業の底地の利益率の改善や、利益率の高い居抜き物件の販売寄与などで売上総利益が増加し、販管費も、販売手数料などが減少したことなどが上方修正要因となった。   今12月期業績は、2月14日予定の決算発表時の開示を待たなければならないが、前期から繰り越した大型案件の底地販売が計上されるほか、不動産販売事業で、相続税の課税強化に関連して複数の権利者が錯綜する物件を買い取って不動産価値を高めて販売する同社ビジネスモデルがビネスチャンスになって続伸が観測されており、純利益は、2011年12月期の過去最高(4億4400万円)を更新する可能性が大きいと観測されている。 ■PER10倍台の割安修正でまず上場来高値にキャッチアップ   株価は、2011年12月に公開価格500円でジャスダック市場(スタンダード)に新規株式公開され、初値は公開価格を下回る470円でつけ、その後の上場来安値172円から同高値888円まで5.1倍の大化けをして、この半値押し水準から前期業績の上方修正に東証第2部への市場変更と好材料が続てストップ高で740円と急伸、高値もみ合いを続けている。PERは10倍台となお割安であり、決算発表をキッカケにまず上場来高値にキャッチアップしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
サンセイランディック<3277>(東2)は、12円高の630円と続伸し、今年2月4日につけた東証第2部上場以来の安値538円からの底上げを鮮明化している。
2014-02-10 10:15