旭硝子が昨年来安値、今12月期も営業減益を予想
旭硝子 <5201> が売られている。午前9時22分に45円安(7.7%安)の538円まで下落し、5日に付けた昨年来安値の552円を割り込んだ。
同社は7日引け後に今12月期計画を発表、営業減益予想が売り要因となっている。
今期の売上高は前期比6.1%増の1兆4000億円、営業利益は同6.1%減の750億円、純利益は同23.9%増の200億円を予想。日本や北米などに向けた建築用ガラス、新興市場需要が拡大している自動車用ガラスなどが堅調に推移すると見通しているものの、円安進行による収益性低下、ガラス基盤など一部製品の価格下落の可能性を織り込み、慎重な見通しとした。前提為替レートはドルが110円としている。
同社の前12月期業績は、売上高が1兆3200億600万円(前々期比10.9%増)、営業利益は798億9400万円(同21.5%減)、純利益は161億3900万円(同66.7%減)で着地した。電子関連製品の出荷増などで増収となったが、製品価格の下落や原燃料価格の上昇、円安による海外子会社の収益性低下などが影響し営業減益に終わっている。(編集担当:片岡利文)
旭硝子が売られている。午前9時22分に45円安(7.7%安)の538円まで下落し、5日に付けた昨年来安値の552円を割り込んだ。
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2014-02-10 10:15