韓国企業は日本攻略に失敗=中国メディア

 中国メディアの捜狐は28日、2015年1月から5月までの起亜自動車の大型バスなど商用車の日本国内における累計販売台数が極めて少ないことを伝え、「韓国企業が日本という大市場の攻略に失敗した証」と主張した。  記事は、韓国メディアの朝鮮日報の報道を引用し、現代自動車および起亜自動車の2014年における世界販売台数が800万台を超えたことを紹介する一方で、ドイツでは8万5000台にとどまったことを紹介した。  さらに、ドイツだけでなく、日本国内でも販売が好調ではないことを指摘し、現代自動車グループの関係者の話として「日本は国産車に対して強い誇りを抱いており、日本市場の扉は強く閉ざされている」と伝えたほか、円安の影響も加わったことで「韓国は日本への自動車輸出に糸口すら見つからない状況」と論じた。  続けて、日本国内で苦戦している韓国企業は現代自動車グループだけでなく、サムスン電子やLG電子のほか、タイヤメーカーや菓子メーカーも同じとし、韓国の輸出に占める日本の重要性が低下していることを指摘、「韓国企業が日本という大市場の攻略に失敗した証」と主張した。  さらに記事は、韓国の対日輸出が近年、不振である最大の理由は「円安」だと指摘する一方で、日韓関係の悪化も理由の1つと指摘。日本で安倍晋三氏が首相に就任した12年末以来、韓国の対日輸出は明らかに変化していると伝え、スマートフォンや化粧品の輸出が減少していると論じた。  続けて、LG経済研究院の関係者の話として、「日本と韓国は自動車や電子機器といった産業で競合関係にあり、韓国製品が日本市場に浸透するのは簡単なことではない」と指摘したほか、韓国が日本市場を開拓するには「日韓もしくは日中韓の自由貿易協定(FTA)や環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の締結によって価格競争力を確保する必要がある」と伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は捜狐の28日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの捜狐は28日、2015年1月から5月までの起亜自動車の大型バスなど商用車の日本国内における累計販売台数が極めて少ないことを伝え、「韓国企業が日本という大市場の攻略に失敗した証」と主張した。(写真は捜狐の28日付報道の画面キャプチャ)
china,economic,korea,japan、
2015-06-28 22:00