日経平均は一時500円超安、ギリシャ懸念でリスク回避、ほぼ全面安商状

 29日の日経平均株価は前週末比400円18銭安の2万305円97銭で寄り付いたあと、下げ幅を500円超に拡大する場面もみられた。ユーロ圏財務相会合がギリシャへの金融支援を延長しない方針を示したため、ギリシャの債務不履行への懸念が強まってリスク回避の売りが優勢となった。  日経平均採用銘柄はほぼ全面安商状となっており、ファーストリテイリング <9983> 、ソフトバンク <9984> 、ファナック <6954> など指数寄与度の大きい値がさ株が急落した。このほかでは、和装関連のさが美 <8201> 、TPP関連の林兼産業 <2286> なども安い。15年12月期業績予想を下方修正したenish <3667> 、公募増資などを発表したハマキョウレックス <9037> なども売りが優勢となった。  半面、東証1部銘柄の指定承認を受けたIBJ <6071> はしっかり。自己株式取得を発表したナカバヤシ <7987> 、モリタホールディングス <6455> なども買われた。15年8月期第3四半期で2ケタ増益のヒマラヤ <7514> も堅調。株式分割などを発表したMinoriソリューション <3822> は買い気配スタート。(編集担当:宮川子平)
29日の日経平均株価は前週末比400円18銭安の2万305円97銭で寄り付いたあと、下げ幅を500円超に拡大する場面もみられた。
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2015-06-29 09:15