[ベトナム株]公開会社の海外投資家株式保有比率上限を撤廃

  ベトナム国家証券委員会(SSC)のブー・バン主席は、25日付けでグエン・タン・ズン首相が公開会社における外国人投資家の株式保有比率について規定する政令第58号/2012/ND-CPを修正する政令に署名したと発表した。これにより、大半の分野で海外投資家保有比率の上限が現行の49%から100%に引き上げられる。   新政令では、政府が経営支配権を保有する必要のない分野で活動する公開会社は、海外投資家保有比率の上限を会社定款にて自らで定めることができることになる。但し、特殊な分野については政府の規定上限を上回ってはならず、例えば銀行の場合、新政令発効後もこれまでと同様に上限30%が維持される。   財政省は既に同政令をガイダンスする通達草案を策定しており、来週中にも署名する予定だという。   なお、◇ハウザン製薬[DHG](DHG Pharma)、◇FPT情報通信[FPT](FPT Holdings)、◇リー冷蔵電気工業[REE](Refrigeration Electrical Engineering)、◇ビナミルク[VNM](Vinamilk)など、多くの優良企業における海外投資家保有比率が既に現行規定上限の49%に達しており、更なる外資流入が不可能となっているが、海外投資家保有比率の上限が緩和されることにより、株式市場への海外間接投資(FII)が増加するものと期待されている。(情報提供:VERAC)
ベトナム国家証券委員会(SSC)のブー・バン主席は、25日付けでグエン・タン・ズン首相が公開会社における外国人投資家の株式保有比率について規定する政令第58号/2012/ND-CPを修正する政令に署名したと発表した。これにより、大半の分野で海外投資家保有比率の上限が現行の49%から100%に引き上げられる。
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2015-06-29 17:30