フィデリティ投信がホームページを刷新、個人投資家や投信販売員が使ってうれしい機能を拡充

 フィデリティ投信のホームページが2015年6月1日に全面リニューアルし、ファンド詳細やチャート等の情報が分かりやすく、使いやすくなった。サイトの表示は、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどでも、見やすく、かつ、タッチ操作がしやすい表示画面になっている。特に、米国ハイ・イールド債や米国REIT(不動産投資信託)など、フィデリティ投信を代表するファンドの関連情報の充実が目につく。(写真はリニューアルされたフィデリティ投信のホームページ) ■マルチデバイスに対応  フィデリティ投信では、ホームページのリニューアルにあたって、サイトのアクセス状況(どのデバイス、ブラウザで見られているかなど)や閲覧状況(良く見られているページなど)などを精査し、近年はタブレットやスマートフォンなどモバイル端末での利用が拡大していることに対応した。  タブレットについてはパソコン版とレイアウトが変わらずに表示できるようにし、パソコン画面での閲覧に慣れている人が違和感なく利用できるように配慮。スマートフォンは画面の制限によって表示内容を絞り込む必要があったが、移動中に閲覧されることを前提に、必要とされる情報に優先順位をつけて、表示項目を絞り込んだ。そして、タッチ操作で誤操作しにくいように、ボタンスペースにゆとりをもたせ、指先での操作がしやすい画面になっている。  また、サイトの情報内容では、個別ファンドのページを充実した。基準価額等のファンドのデータ面、運用レポート・報告書等に加え、最新情報として「マーケットレポート」や「スペシャルレポート」など、そのファンドの運用に関係する市場分析レポートを一括表示。また、運用実績を振り返るチャートは、マウスオーバーすることで任意の時点の基準価額と純資産総額の数値が確認でき、かつ、チャートの表示期間も3カ月間をデフォルトとして1カ月、6カ月、1年、5年など期間の選択、また、年月日を指定した表示などチャートの切替を楽に行うことができる。さらに、分配金の受取時と再投資時の基準価額を比較表示する機能もある。 ■個人投資家だけでなく販売会社のニーズにも配慮  このファンド紹介ページは、個人のファンド受益者の利用だけでなく、ファンドの販売を担当する銀行や証券会社の商品選択担当者や販売員の利用ニーズにも配慮した内容にしたという。実際に、銀行等の販売現場ではタブレットを使った商品紹介が広がっており、そのような際に、説明に欠かせないファクトシート等を上部に配置し、また、純資産総額が大きいなど投資家のニーズが高いファンドは、そのファンドの特長や外部機関によるアワードの受賞歴などを詳しく解説した特設ページへのリンクも付けるなど、販売員の商品説明をサポートするという発想で情報を整理してある。 ■米国債券とREITのマーケット情報が充実  一方、情報面では世界各国の株価指数、為替レートに加え、債券・REIT指数を表示し、リアルの価格から15分程度の遅れはあるものの、1日24時間データ更新をしている。かつ、債券とREITの市場ニュースを中心に世界の市場の変化を追うマーケットニュースを提供していることも運用会社のホームページでは珍しい取り組み。米国債券と米国REITについては、マーケット情報が格段と充実した内容になっている。  機能面ではキーワード検索にサジェスト機能を搭載。「USリート」、「日本株」など一部のワードを打ち込むだけで、関連する候補ワードがリストで出てくるので少ないステップで目的のファンドを探すことができる。  この他、サイトのトップページには、フィデリティ投信が注目するファンドの情報や、「Club Fidelity」、「Think老後。」、「NISA情報サイト」、「リタイアメント・サイト」など資産形成をこれから学んでいこうという方、また、運用についての理解を一層深めたいと考える方向けの学習に役立つコンテンツも紹介している。  フィデリティ投信では、今回のリニューアルを「より使いやすいサイトへの第一歩」と位置付ける。ユーザーごとに好きなファンドを保存できる機能や、フィデリティの異なるファンドを比較表示する機能、ファンドデータをダウンロードできる機能など、検討している機能は少なくないという。「サイトを利用していただいている方々のご意見を聞いて、一段と使いやすく、役に立つサイトにブラッシュアップしてまいります」(マーケティング企画部)としている。(編集担当:徳永浩)
フィデリティ投信のホームページが2015年6月1日に全面リニューアルし、ファンド詳細やチャート等の情報が分かりやすく、使いやすくなった。サイトの表示は、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどでも、見やすく、かつ、タッチ操作がしやすい表示画面になっている。
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2015-06-29 17:45