【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:一目均衡表の雲の下限のサポートは続くか

 ギリシャと欧州財務相との協議が決裂し、デフォルトリスクが急速に意識される中、週明けのアジア市場でユーロ/ドルは大幅に下落してスタートした。ただ、その後は下げ幅を圧縮する様子も見られており、下落トレンド入りしたと見るのは時期尚早だろう。現時点では、ギリシャがデフォルトを起こしたとしても、金融市場そのものへの影響は軽微なものに留まるとの見方が大勢を占めている。  とはいえ、まだ水面下では支援延長交渉が進められていると見られるため、油断せずに各種報道に気をつけながら動向を見守りたい。また、反応の仕方も、ユーロへの信頼感悪化が米長期金利低下、という形で現れた場合は、ドル売りが強まって相対的にユーロが上昇してしまう事もあり得る点には注意が必要だ。  なお、ここから欧州勢や米国勢がユーロ売りで参入した場合、まずはアジア市場でサポートラインとなった一目均衡表の雲の下限(執筆時点1.09454ドル)前後で引き続き下支えられるかが焦点だ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ギリシャと欧州財務相との協議が決裂し、デフォルトリスクが急速に意識される中、週明けのアジア市場でユーロ/ドルは大幅に下落してスタートした。ただ、その後は下げ幅を圧縮する様子も見られており、下落トレンド入りしたと見るのは時期尚早だろう。現時点では、ギリシャがデフォルトを起こしたとしても、金融市場そのものへの影響は軽微なものに留まるとの見方が大勢を占めている。
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2015-06-29 18:15