【今日のドル円】意外にも冷静な為替相場、下値不安は後退か

 昨日のドル/円は、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念に上値を抑えられたが、早朝の急落(122.10円前後まで)からは立ち直っており、122円台半ばで取引を終えた。株式市場は世界的に大幅な下げを記録するなど、さながらリスク忌避の様相だが、為替市場は意外にも冷静のようだ。  ギリシャ情勢は予断を許さない状況が当面続こうが、デフォルト自体の市場への影響は軽微と見られ、同国のユーロ離脱の可能性が高まらない限り、大きな混乱を招く事はないのかもしれない。  それだけに、5日に行われるギリシャの国民投票が重要となるが、一部の世論調査によると(支援条件である)緊縮策受入にギリシャ国民の6割近くが「YES」と答えており、最悪の事態は避けられそうなムードだ。  こうした中、ドル/円は本日も神経質な相場展開を強いられそうではあるが、下値不安は後退していると見る。世界的に株価が下げ止まれば、123円台半ばまでの戻りは比較的早そうだ。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念に上値を抑えられたが、早朝の急落(122.10円前後まで)からは立ち直っており、122円台半ばで取引を終えた。株式市場は世界的に大幅な下げを記録するなど、さながらリスク忌避の様相だが、為替市場は意外にも冷静のようだ。
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2015-06-30 09:30