日経平均は朝高後に一時下げ転換、先行き不透明で買い続かず

 1日の日経平均株価は前日比55円32銭高の2万291円05銭で寄り付いたが、上げ幅を縮小。下げに転じる場面もみられた。米株高を好感した買いが流入したもののギリシャ情勢の先行き不透明感や週末の米雇用統計など重要経済指標の発表を控えて上値は限定された。  個別では、15年6月期の純利益予想を上方修正した渋谷工業 <6340> が急伸。16年夏をめどに米国で筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療薬を販売すると伝わった田辺三菱製薬 <4508> もしっかり。15年8月中間期業績予想を上方修正したアダストリア <2685> や「ムーミン」のテーマパーク設立のため埼玉県飯能市の固定資産取得を発表したフィンテック グローバル <8789> も買いを集めた。  半面、社長交代を発表したスズキ <7269> は売りが優勢となった。16年2月期第1四半期で営業益2ケタ減の平和堂 <8276> も下落している。(編集担当:宮川子平)
1日の日経平均株価は前日比55円32銭高の2万291円05銭で寄り付いたが、上げ幅を縮小。下げに転じる場面もみられた。
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2015-07-01 09:15