大同特殊鋼は来年が創業100周年、ROEアップで外国人買いに期待

  大同特殊鋼 <5471> は、2007年の高値1000円後、09年に201円まで5分の1に急落し以来、500円挟んだモミ合いが継続している。現在は07年高値に対し5合目水準とJPX400中では出遅れ。足元では26週線を若干割り込む調整だが26週線自体が上昇にあるため深押しはなさそうだ。   1916年創業の名古屋電燈から製鋼部門を分離し電気製鋼所を設立、合金鉄、工具の製造を開始した。76年に大同製鋼と日本特殊鋼、特殊製鋼が合併して大同特殊鋼となる。2016年に創業100周年。特殊鋼、機能材料・磁性材料、自動車・産業機械部品、エンジニアリングを手掛け、特殊鋼で世界トップ級。年商約5000億円、海外比率は約2割、従業員数約1万1000名。発行済株式数約4億3000万株の大型株。ROE7%前後、外国人持株比率約12%。設備投資関連で動きやすい。   業績回復基調で下値不安乏しく26週線割れは狙い目。07年の前に13年4月の573円のフシ抜けがポイントとなるだろう。   09年と10年に最終赤字がある。前期は3年前比較で売上微減、営業利益約35%減益。リーマン一巡で回復基調が鮮明となっている。   07年高値に対し出遅れと自動車関連の割り負け感が注目される。ROEアップで外国人買いも期待できるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
大同特殊鋼<5471>(東1・売買単位1000株)は、2007年の高値1000円後、09年に201円まで5分の1に急落し以来、500円挟んだモミ合いが継続している。
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2015-07-02 10:15