日経平均終値は193円高、3日続伸もREIT相場急落を受けて上げ幅縮小

 2日の日経平均株価は、前日比193円18銭高の2万522円50銭で3日続伸。朝方から欧米株高や円安進行を好感した買いが先行し、全面高で取引を始めた。ただ、今晩の米雇用統計やギリシャ債務問題の動向を注視する向きも強く、買い一巡後は小動きの展開となった。その後、午後2時頃から国内REIT(不動産投資信託)相場が急落したことを受けて投資家心理が悪化し、日経平均株価もつられて上げ幅を縮小した。  個別では、350人規模の早期退職募集を発表したアシックス <7936> や、メリルリンチ日本証券が目標株価を引き上げたファーストリテイリング <9983> が上昇。「ムーミン」パーク建設を好感する動きが続いたフィンテック グローバル <8789> や、ゲーム「モンスタービート」の事前登録開始が材料視されたユナイテッド <2497> も買われた。  半面、違法長時間労働で当局に書類送検されることが判明したエービーシー・マート <2670> や、ゲームアプリ「爆走!モンスターダッシュ」の配信開始で材料出尽くしとなったモブキャスト <3664> が下落。大手証券が投資判断を引き下げたJVCケンウッド <6632> やアスクル <2678> も売られた。  業種別では、医薬品、建設、保険が上昇。一方、食料品、証券商品先物、海運は下落した。(編集担当:松浦直角)
2日の日経平均株価は、前日比193円18銭高の2万522円50銭で3日続伸。
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2015-07-02 14:45