【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:米雇用統計とギリシャ問題
本日発表される米6月雇用統計の予想値は、非農業部門雇用者数が前月比23.3万人増、失業率は5.4%と、比較的良好な結果が見込まれている。
もっとも、先行指標(米6月ADP全国雇用者数など)が概ね良好であったため、ある程度の強さは織り込み済みであり、雇用者数や失業率が「それなり」の強さであれば、市場の利上げ観測を左右するのは米6月平均時給という事になりそうだ。平均時給の予想値は前月比+0.2%、前年比+2.3%となっており、これを上回ればドルが買われる公算が大きい。
ただし、米国勢は明日から3連休に入る上に、連休最終日にはギリシャで緊縮策受入れについての是非を問う国民投票というリスクイベントが予定されている。よほど良好な雇用統計にならない限り、124.000円を越えてさらに大きく上値を追う展開にはなりにくいのかもしれない。
反対に、もし失望を誘う雇用統計となればドル売りがかさむリスクを孕んでいると言えるだろう。この場合は、前日安値の122.339円や節目の122.000円をメドに調整する可能性があろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
本日発表される米6月雇用統計の予想値は、非農業部門雇用者数が前月比23.3万人増、失業率は5.4%と、比較的良好な結果が見込まれている。
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2015-07-02 18:00