ぜんぶ雪のせいか―雇用統計の評価=広木隆
この週末、発達した低気圧の影響で関東地方は記録的な大雪に見舞われた。やっと相場のほうが落ち着いてきたと思った矢先、今度は天候のほうが大荒れとなった。東京都心で25センチの積雪を観測したという。20センチ以上の積雪は1994年以来、20年ぶりとのことである。「20年ぶり20センチの積雪」と聞いて、「2・2・2」を思い浮かべたかたもいるのではないか(僕だけ?)。「2年でマネタリーベースを2倍に増やし、2パーセントのインフレを目指す」という日銀の異次元緩和である。
今のところ、円安による輸入インフレを主因として着実にCPI(消費者物価指数)は上昇している。レポートで何度も書いている通り、問題はこの基調が継続するかどうかだが市場の見方は懐疑的である。それゆえ、市場には追加緩和期待が根強く存在し続けている。
金融緩和を望む声は米国のほうが強く、日本の比ではない。…
(執筆者:広木隆 マネックス証券チーフ・ストラテジスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
この週末、発達した低気圧の影響で関東地方は記録的な大雪に見舞われた。やっと相場のほうが落ち着いてきたと思った矢先、今度は天候のほうが大荒れとなった。東京都心で25センチの積雪を観測したという。20センチ以上の積雪は1994年以来、20年ぶりとのことである。「20年ぶり20センチの積雪」と聞いて、「2・2・2」を思い浮かべたかたもいるのではないか(僕だけ?)。「2年でマネタリーベースを2倍に増やし、2パーセントのインフレを目指す」という日銀の異次元緩和である。
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2014-02-10 19:30