今週の為替相場見通し(2015年7月6日ー)=為替王

 豪ドルについて、先々週時点で「下方へ崩れるリスクが芽生えていることが読み取れます」と明言して、具体的には「下落ターゲットは93円割れ」との予想を掲げました。先週は月曜日にギリシャの波乱により一時的に急落してすぐに95円近くまで戻りました。  が、結局、先週後半はじりじりと下落し、週末に予想通り93円割れへと達しました。豪ドルもNZドルも今回の下落局面が完全に終わったとは言いがたく、今週の見通しとしましては、NZドル円については最大で81円近くから80円台。豪ドル円については、4月末以降に蓄積された相場エネルギーをすべて計測することにより最大で90円台あたりが下落目処になりやすいのではないかと考えます。  米ドル円は、今週もギリシャの波乱により予測が難しい状況になっていますが、細かく見ますと、上下のポイントになるのは下方は122円台半ば。上方は123円台前半あたり。上下いずれかのポイントをブレイクすると、やや値動きが加速する可能性があります。  もし本日、122円台半ばのポイントを完全に下回って終わるようなことがあれば、120円近くまでなら円高が進む可能性が高まります。ただ逆に言えば、ギリシャがどうなろうと、リーマンショックのような極端に円高が進む可能性はほぼないと考えます。(執筆者:為替王)
豪ドルについて、先々週時点で「下方へ崩れるリスクが芽生えていることが読み取れます」と明言して、具体的には「下落ターゲットは93円割れ」との予想を掲げました。先週は月曜日にギリシャの波乱により一時的に急落してすぐに95円近くまで戻りました。
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2015-07-06 08:00