日経平均は264円高と大幅反発、ユーロ圏首脳会談など前に高値圏でこう着

 7日の日経平均株価は前日比264円47銭高の2万376円59銭と大幅反発して取引を終えた。米国株の下げが限定されたため、前日大幅安の反動で買い戻しが優勢となった。日経平均は上げ幅を310円超に拡大する場面もあったが、今晩の欧州ではギリシャ問題について首脳会談が開かれる予定で見送りムードも強く、買い一巡後は高値圏でこう着した。  個別では、16年2月期第1四半期で大幅増益を確保したことが好感されたシー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687> は一時ストップ高。16年3月期第1四半期で大幅増益のアドヴァン <7463> も高い。16年5月期で増収増益と増配を計画したクリエイトSDホールディングス <3148> や、外資系証券による目標株価の引き上げが観測されたコーセー <4922> も堅調。15年12月期業績予想を上方修正したHIOKI <6866> も物色された。  半面、公募増資などを発表したカーリットホールディングス <4275> は売りが先行した。複数の証券会社による目標株価の引き下げが観測されたジャパンディスプレイ <6740> も軟調。16年5月期で減収減益を見込んだ日本プロセス <9651> も下落した。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前日比264円47銭高の2万376円59銭と大幅反発して取引を終えた。
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2015-07-07 15:00