日経平均は103円高スタート、米国株高など好感
12日の日経平均株価は前営業日比103円39銭高の1万4821円73銭で寄り付いた。FRB(米連邦準備制度理事会)のイエレン新議長が超低金利政策を維持する姿勢を示したことが好感された。国内が休場中も米国株は上昇し、NYダウは11日に今年最大の上げ幅を記録。ドル・円は102円台半ばで落ち着いた動きをみせている。
個別では、14年3月期業績予想を上方修正した東陽倉庫 <9306> や業績・配当予想を上方修正した大日本塗料 <4611> などが買われた。14年12月期で営業益8割増予想の日本カーボン <5302> も堅調。14年12月期で営業益7割増を計画したエナリス <6079> は買い気配。13年12月期で営業益の計画上ブレが伝わったSUMCO <3436> も上昇した。12日早朝に自社株消却を発表したDCMホールディングス <3050> も買いが先行している。
半面、14年3月期業績予想を下方修正した大気社 <1979> は売りが優勢となった。14年3月期第3四半期で営業減益のニチアス <5393> もさえない。14年3月期の最終損益予想を下方修正したラウンドワン <4680> も軟調。
きょうは取引時間中に大林組 <1802> 、清水建設 <1803> 、鹿島 <1812> などが、引け後には太平洋セメント <5233> 、三井不動産 <8801> 、ソフトバンク <9984> などが14年3月期第3四半期の決算を発表するほか、サッポロホールディングス <2501> やアサヒグループホールディングス <2502> などの13年12月期決算の発表も予定されている。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前営業日比103円39銭高の1万4821円73銭で寄り付いた。
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2014-02-12 08:30