第一商品は14%安で寄り付く、業績予想を大幅に下方修正

 第一商品 <8746> は売り気配で始まり、午前9時25分に72円安(14.91%安)の411円で寄り付いた。10日引け後に開示した14年3月期業績予想の大幅な下方修正を受けて失望売りを浴びている。  営業収益を102億円から69億1300万円(前期比13.6%減)に引き下げ、営業利益は34億9600万円から4200万円(同96.6%減)、純利益は21億4800万円から3600万円(同94.3%減)に下方修正。増益予想が一転し、減益見通しになった。  同社は商品先物大手。FRB(米連邦準備制度理事会)が量的緩和縮小を示唆したことで、資金が商品から証券や為替へシフト。国内でも商品市場における取引が冷え込んだ結果、同社の売買高も低調に推移した。  第3四半期の営業収益は前年同期比8.3%減の48億800万円と減収で着地。営業損益は4億1500万円の赤字(前年同期は1億4800万円の黒字)、最終損益は2億3200万円の赤字(同1億8400万円の黒字)に転落した。(編集担当:宮川子平)
第一商品は売り気配で始まり、午前9時25分に72円安(14.91%安)の411円で寄り付いた。
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2014-02-12 09:45