日経平均は314円安でスタート、米国株安や円高進行で売り先行

 9日の日経平均株価は前日比314円86銭安の1万9422円78銭と続落でスタート。米国株安やドル・円が120円台まで下落していることを嫌気し、売り優勢の展開となっている。また、上海株式市場での一部銘柄の売買停止措置が流動性枯渇の懸念を強め、投資家のポジション解消の動きに拍車をかける格好。なお、寄り前に発表された5月の機械受注(前月比)は市場予想を上回る結果となり、国内における設備投資の強さが示された。  個別では、15年8月期の業績予想を下方修正した創通 <3711> や、15年5月期の業績見通しを一転営業減益に下方修正した京進 <4735> が売り先行の展開。6月度の既存店売上高は前年同月比23.4%減となった日本マクドナルドホールディングス <2702> や、大手証券が投資判断を引き下げた資生堂 <4911> 、サイバーエージェント <4751> 、ダイハツ工業 <7262> 、日本通信 <9424> なども安い。  半面、アジア地域好調で16年2月期業績予想を上方修正した良品計画 <7453> や、食品スーパーやコンビニが黒字化により第1四半期は大幅増収増益で着地したイオン <8267> が上昇。15年12月期の業績予想を大幅上方修正したダブル・スコープ <6619> や、堅調な鶏卵相場を支えに15年8月期の純利益予想を倍増したホクリョウ <1384> も買われている。(編集担当:松浦直角)
9日の日経平均株価は前日比314円86銭安の1万9422円78銭と続落でスタート。
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2015-07-09 08:45