日本では「軽自動車」が大成功! 国民が求める商品は強い!!=中国メディア

 中国メディア・捜狐汽車は8日、日本でもっともよく見かける車が軽自動車であり、その性能や理由について実際に日本で見聞きした情報を紹介する記事を掲載した。  記事は、「もし、日本でもっとも多く見かける自動車は何か」という質問を受けたら、必ず「さまざまな形式がある軽自動車である」と答えるとし、日本国内で軽自動車が非常に多く走っていることを紹介。軽自動車とは排気量660cc未満、車長3.4メートル以下、幅1.48メートル以下、車高2メートル以下という日本独自の規格であり、この規格内であればメーカーは自由に創意工夫を凝らして軽自動車を製造することができると説明した。  そのうえで、軽自動車が「QQ」、「奔奔」といった中国国産のコンパクトカーに比べて性能面で劣るにもかかわらず、日本国内で受け入れらている理由について言及。日本での視察に同行した日本人関係者が「軽自動車は『チープな足代わり』という認識ではなく、自動車界で独立したジャンル。一般の乗用車に引けを取らない精緻なデザインと豊富なラインナップで、駆動方式も前駆、後躯、四駆から選べるほか、スペース利用率も極めて高く、敏捷かつ便利。市街地での使用に非常に適している」と解説したことを紹介した。  また、ベンツやBMWといった高級車を所有する比較的裕福な家庭も、足代わりとして軽自動車を購入する傾向にあり、「軽自動車イコール廉価、ローエンドではないのだ」と伝えた。  記事はさらに、軽自動車人気の背景には「もちろん政策上の奨励もある」とし、非常に安い税金や、通常必須である車庫証明が軽自動車の場合は多くの地域で免除されている点を挙げた。  このほか、「資源に限りがある小さな島国の住人であることを深く理解している」日本人は、「最小の資源で最大のパフォーマンス」を常に求めているとし、この意識が小さい車体ながらも室内空間が広く、おまけに燃費もいい軽自動車とマッチしていると解説した。  記事はまた、日本において1つの自動車ジャンルを確立した軽自動車が海外に輸出されない点についても考察。奨励政策がない国外市場では軽自動車は決して安価ではないこと、そしてメーカー関係者曰く「軽自動車の利益は実際とても低く、メーカーとしても輸出したがらない」という状況があることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(写真は捜狐汽車の8日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・捜狐汽車は8日、日本でもっともよく見かける車が軽自動車であり、その性能や理由について実際に日本で見聞きした情報から紹介する記事を掲載した。(写真は捜狐汽車の8日付報道の画面キャプチャ)
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2015-07-10 09:00