【今日のドル円】視線は中国から再びギリシャへ、神経質な相場展開
昨日のドル/円は、中国株の下げ止まりを受けて121円台に値を戻した。加えて、本日早朝にはギリシャ支援合意に向けた前向きな報道が手掛かりとなり121.70円台まで上値を伸ばしている。
中国とギリシャという市場の2大懸念が緩和した事でリスク選好地合いが予想されるため、ドル/円が122円台に復帰する可能性もあろう。もっとも、12日に行われるユーロ圏首脳会議で実際にギリシャ支援の合意に漕ぎ着けられるかは依然として不透明と言わざるを得ない。独首相が、ギリシャの求めている債務減免について「論外」との見解を示すなど、問題点が少なくないためだ。
本日は、ドル/円が値を上げれば上げただけ、欧米市場でのポジション調整売りを誘うリスクが高まる事になると見られ、神経質な相場展開が続く公算が大きい。(執筆:外為どっとコム総合研究所 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
昨日のドル/円は、中国株の下げ止まりを受けて121円台に値を戻した。加えて、本日早朝にはギリシャ支援合意に向けた前向きな報道が手掛かりとなり121.70円台まで上値を伸ばしている。
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2015-07-10 09:15