日経平均は25円安でスタート、ファーストリテイリングが指数を押し下げる
10日の日経平均株価は前日比25円57銭安の1万9829円93銭と反落してスタートした。東証1部全体では値上がり銘柄数の方が多い状況となっているものの、日経平均株価に関しては、寄与度の高いファーストリテイリング <9983> が前日に買われた反動で下落していることが重し。市場では午前10時半に始まる中国株市場の動向を注視する向きも強く、上海総合指数の動きに引きずられる展開も予想される。
個別では、牛肉価格の高止まりで第1四半期は純利益54.5%減となった吉野家ホールディングス <9861> や、第1四半期の最終赤字が5.9億円となった東京個別指導学院 <4745> が下落。不適切会計問題をめぐって副会長の退任が伝わった東芝 <6502> や、システム開発上の品質課題により中間期と通期の業績予想を下方修正したブロードリーフ <3673> も売られている。
半面、英アストラゼネカからクローン病治療薬の権利取得したゼリア新薬工業 <4559> や、フューチャーベンチャーキャピタル(FVC) <8462> との合弁会社設立を検討するブロードバンドタワー <3776> が上昇。15年12月期の中間・通期業績予想を上方修正したPALTEK <7587> や、国内外の受注好調で15年11月期の業績予想を上方修正したOSG <6136> も買われている。(編集担当:松浦直角)
10日の日経平均株価は前日比25円57銭安の1万9829円93銭と反落してスタート。
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2015-07-10 08:15