日本の驚き「トイレ事情」!・・・文化も形成=中国メディア

 中国メディア・今晩網は6月5日、スマート便座に代表される日本のトイレが「科学技術によって生活が変化するお手本になっているばかりでなく、ハイテク技術を含むトイレ文化をも形成している」とし、日本国内で見られる驚きのトイレ事情について紹介する記事を掲載した。  記事はまず、スマート便座が実は日本が発明したものではないことを紹介。1960年代に日本企業が米国から輸入販売したのが最初で、日本初の国産スマート便座は67年にINAXが開発したものであると伝えた。そして、その後水温調節や便座センサーなどといった改良を重ねることで日本国内で普及が進み、今は小さな旅館にすら備えられている状況であるとした。  さらに、日本のトイレには「くずかごはなくても、トイレットペーパーは必ずある」とし、どこのトイレにも再生紙で作られた、水に溶けやすい柔らかいペーパーが備え付けられていると紹介。この溶けやすいペーパー、力強い水洗能力、そして詰まりにくい下水道の設計により、日本では使用済みのペーパーをくずかごに捨てず、そのまま便器内に流すことができるのだと解説した。  このほか、「日本のトイレには社会的弱者に対する配慮も表れている」とし、公共スペースの多くに高齢者や障害者専用のトイレが設置されており、滑りにくいマット、手すり、乳児用椅子やおむつ台のほか、緊急時の通知ボタンまで備え付けられ、安全確保が図られていることを紹介した。  記事はそのうえで、「日本人にとって、トイレは単なる排泄の場ではなく、リラックスできる場なのだ。日本人はトイレを一種の文化にまで発展させたのである。また、日本政府もトイレを通じて日本の科学技術や文化をアピールしたいと考えている」と締めくくった。(編集担当:今関忠馬)(写真は今晩網の29日付報道の画面キャプチャ)
中国メディア・今晩網は6月5日、スマート便座に代表される日本のトイレが「科学技術によって生活が変化するお手本になっているばかりでなく、ハイテク技術を含むトイレ文化をも形成している」とし、日本国内で見られる驚きのトイレ事情について紹介する記事を掲載した。(写真は今晩網の29日付報道の画面キャプチャ)
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2015-07-10 14:45