日本は合理的な投資先!=中国メディア

香港の衛星テレビ局「鳳凰衛視(フェニックス・テレビ)」が運営するニュースサイト「鳳凰網」は11日、ギリシャ危機などがきっかけに、日本は全世界から「合理的な投資先」と見直されるようになったとする記事を配信した。同記事は環球網など中国大陸のニュースサイトも転載した。
記事は、コーポレート・ファイナンス、起業ファイナンス、バリュー投資などが専門で、ヴァンビーマ・バリュー・パートナーズLLCの創始者でもあるヴァンビーマ・マイケル氏の言葉を紹介。
同氏は「日本にも問題はあるが、世界のその他の国と比べれば、合理的な投資先だ」、「日本企業のリスクは少ない。バランスシート上では現金が多く負債は少ない」と述べた。
日本が投資先として改めて注目されたのは、ギリシャ危機と、中国の株式市場が不安定になったことが影響しているという。多くの投資家が、資金の「安全な避難港」を探し始めた。
マイケル氏は、「現状では、魅力ある投資先は少ない」と主張。米国の場合には「多くのリスクが潜んでいる上に、株価は高すぎる」、欧州は「危機に直面している」と説明した。
記事は、金価格も上昇していないことにも言及。実際には、2015年初以来3%下落しているとして、「金もリスクの回避先になっていない」と主張。
さらに、中国国内A株と日本円のレートが「連動」していると指摘。少なくとも11日以前は、「A株が上がれば日本円が下落、A株が下がれば日本円が上昇」という関係が顕著だったという。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:(C)Leung Cho Pan/123RF.COM)
香港の衛星テレビ局「鳳凰衛視(フェニックス・テレビ)」が運営するニュースサイト「鳳凰網」は11日、ギリシャ危機などがきっかけに、日本は全世界から「合理的な投資先」と見直されるようになったとする記事を配信した。同記事は環球網など中国大陸のニュースサイトも転載した。(イメージ写真提供:(C)Leung Cho Pan/123RF.COM)
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2015-07-13 14:15