かまどごはんを再現する三菱電機の渾身の炊飯器「本炭釜 KAMADO」発売中

昔ながらのかまどで炊いたごはんを再現するため、炭を削って仕上げた羽釜と高断熱構造を採用した三菱電機のIHジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」が2015年6月21日に発売された。最高約3000℃で焼成した純度99.9%の炭を、職人が約100日をかけて完成させるという内釜と、かまど釜の形状にならった羽釜形状、そして、高断熱構造を採用したことで実現した大火力と、“お米のうまみ”(みずみずしさと粒感の両立)を最大限に引き出した渾身の炊飯器だ。三菱電機のIHジャー炊飯器「本炭釜」発売10周年記念モデルとして満を持して発売したもの。画像は三菱電機のIHジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」。
IHジャー炊飯器市場は、2015年度の出荷台数が前年度比102%の約395万台に達すると予測される成長市場。内食志向の高まりや食に関するこだわりが年々強くなっていることから、特に高級クラスの機種構成比が上昇。10年前の約13%から、2015年度には30%を超えると予測され、今回の「本炭釜 KAMADO」は、三菱電機の高級炊飯器「本炭釜」シリーズの10周年記念モデルとして発売する最高クラスの炊飯器になる。
「本炭釜 KAMADO」で採用した内釜の羽釜形状は、かまど釜の形状にならった。羽部分より下の過熱空間は、高温(100℃)を維持し、連続沸騰で米と水を最大限の火力で加熱してうまみを引き出し、上部空間は泡やねばりをしっかり受け止め、うまみを閉じ込めるという構造を再現。内釜の総体積を従来比約13%、上部空間堆積を約63%拡大して、さらなる大火力でも吹きこぼれずに炊飯できるようにした。
また、これまで内釜側面に搭載していた断熱材に加え、10mmの断熱材を追加することによって、かまどの特徴である熱を外部に逃がさない高断熱構造をし、内釜形状との相乗効果で、従来比約28%向上した大火力を実現した。
一方、外観は、高断熱構造を活かしたラウンド形状の新デザイン「実りの形」。音声ナビやフルドットバックライト液晶、デカ文字表示、天面フラット構造を採用し、使いやすさにも配慮した。また、大火力ならではの新炊飯モードを搭載し、香ばしさをひき出す「おこげ」モードや、美容に役立つビタミンB1の残存量を増やす「美容玄米」モード、さらに、発芽米もよりやわらかい食感で食べやすくなる「芳醇炊き(発芽米専用)」モードを搭載した。
加えて、米の特性をひき出す「銘柄芳醇炊き」の品種登録数(白米、無洗米用)を従来の20種(あきたこまち、ササニシキ、コシヒカリなど)から23種(新品種は、さがびより、つがるロマン、東北194号、にこまる)に増やし、全国主要銘柄の炊き分けを実現した。
最大炊飯容量は5.5合(1.0L)。本体カラーは、プレミアムホワイトとプレミアムブラウンの2種。希望小売価格はオープン価格だが、通販サイトなどでは約12万円の販売価格になっている。(編集担当:風間浩)
昔ながらのかまどで炊いたごはんを再現するため、炭を削って仕上げた羽釜と高断熱構造を採用した三菱電機のIHジャー炊飯器「本炭釜 KAMADO」が2015年6月21日に発売された。
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2015-07-13 18:00