韓国への投資「魅力薄らぐ」・・・海外投資家の撤退を懸念=韓国華字メディア

 韓国メディア・亜洲経済の中国語版は13日、ギリシャの債務問題や中国の株式市場における急落の影響によって、韓国国債の海外投資家の保有割合が過去5年で最低の水準にまで低下していると伝え、「海外投資家が韓国資本市場から逃げ出しているのではないかと懸念が高まっている」と報じた。  記事は、10日時点における海外投資家が保有する韓国国債および通貨安定証券の残高は105兆ウォン(11兆3200億円)となり、6日に比べて2兆7000億ウォン(約2900億円)も減少したと紹介。さらに、海外投資家の売り越しによって、海外投資家の保有割合は5.83%に低下し、2010年4月16日以来の最低水準に落ち込んだと紹介した。  続けて、ギリシャでぼっ発した債務危機および中国株式市場の急落が世界の金融市場に波及したことで、一部の投資家が韓国の債券市場から撤退したとみられると報じた。  また記事は、韓国の株式市場でもすでに海外投資家の売り越しが見られていたことを指摘し、「海外投資家が韓国の金融市場から“大撤退”しているのではないか」との懸念が高まっていると伝えた。さらに、6月8日から7月10日までに韓国株式市場では2兆8000億ウォン(約3000億円)の海外資金が流出したものと考えられていると伝えた。  続けて、韓国の債券市場において海外投資家が売り越したことについて「韓国に投資する魅力が薄れていることを意味する」と伝え、韓国の金融当局も事態を注視していると報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済(華字版)は13日、ギリシャの債務問題や中国の株式市場における急落の影響によって、韓国国債の海外投資家の保有割合が過去5年で最低の水準に低下していると伝え、「海外投資家が韓国資本市場から逃げ出しているのではないかと懸念が高まっている」と報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-07-13 18:00