日経平均は一時300円超高、ギリシャ支援合意で投資家心理が改善

 14日の日経平均株価は前日比265円56銭高の2万355円33銭で寄り付いた。ユーロ圏首脳会議でギリシャへの金融支援再開を条件付きで合意し、投資家心理が改善。東京市場では前日の欧米株高を好感した買いが先行。上げ幅を300円超に拡大する場面もみられた。  個別では、16年2月期業績予想を上方修正した松屋 <8237> が急伸し、J.フロント リテイリング <3086> 、三越伊勢丹ホールディングス <3099> などもツレ高した。セブン銀行 <8410> などがDDoS攻撃を受けたと伝わり、ラック <3857> などサイバー攻撃対策関連株の一角も堅調。村上世彰氏による買い増しが明らかにした三信電気 <8150> なども高い。  半面、15年8月期第3四半期で大幅増益を達成したものの通期見通しを据え置いた進和 <7607> は利益確定売りに押されている。16年2月期第1四半期の決算を発表し、純利益の進ちょく率が対中間期計画で4割のS FOODS <2292> は売りが優勢となった。公募増資などを発表した三光合成 <7888> もさえない。(編集担当:宮川子平)
14日の日経平均株価は前日比265円56銭高の2万355円33銭で寄り付いた。
japan,economic
2015-07-14 09:15