日経平均は81円高で取引終了、後場に失速も下値限定的

 12日の日経平均株価は前営業日比81円72銭高の1万4800円06銭と3日続伸して取引を終え、終値としては1月31日以来の高値を付けた。  米国株高を好感した買いが先行。ドル・円がやや強含み、日経平均は午前11時すぎに上げ幅を150円超に拡大した。追加の手掛かり材料難で上値は重く、後場になると先物への断続的な売りに押されて日経平均は伸び悩んだが、下値は限られた。また、個別では上昇する銘柄が多く、TOPIXは後場に上げ幅を広げる場面があった。  個別では、14年12月期で営業増益予想のコカ・コーライーストジャパン <2580> が堅調に推移した。14年3月期業績予想を上方修正した日産車体 <7222> や東和薬品 <4553> 、戸上電機製作所 <6643> なども急伸。本多通信工業 <6826> は一時ストップ高を付けた。SEMITEC <6626> はストップ高配分された。純利益予想を大幅に上方修正したワイエイシイ <6298> なども高い。  半面、14年3月期の最終損益予想を下方修正したラウンドワン <4680> や、14年3月期業績予想を下方修正した大気社 <1979> などは下落した。14年12月期で減益を見込んだPALTEK <7587> も軟調。14年3月期業績予想を大幅に下方修正した第一商品 <8746> は、12日の取引時間中に自社株買いを発表したものの、戻りは鈍かった。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前営業日比81円72銭高の1万4800円06銭と3日続伸して取引を終え、終値としては1月31日以来の高値を付けた。
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2014-02-12 14:45