マツダの代名詞が好例!・・・独自技術のブランディング=中国メディア

中国メディアの中国汽車網は14日、世界の自動車メーカーは自社独自の技術に対して独自の名前を冠することで技術のブランディングを行っていることを指摘する一方、「中国の自主ブランドメーカーは基幹技術を持たず、独自の技術も開発できていない」と論じる記事を掲載した。
記事は、マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY(スカイアクティブ・テクノロジー)」を例として挙げ、中国の消費者は「スカイアクティブ・テクノロジー」と聞くだけでマツダを連想できるほど、中国では認知されていることを紹介。さらに、消費者の心にマツダの技術力の高さを植えこむことに成功し、「マツダの代名詞」として認識させることに成功したと伝えた。
一方、中国の一部の自主ブランドメーカーは自社独自の技術開発に取り組んでいるとしながらも、まだ大きな成果は出ていないと紹介し、「なぜ中国の自動車メーカーは独自技術のブランドを構築できないのか」と嘆いた。
さらに、中国の自動車産業は他国に比べてスタートが遅かったと指摘し、国外のメーカーの成熟した理念と経験を借りるしかなかったとしたうえで、「一部のメーカーはリバースエンジニアリングによって研究開発コストとリスクを低減させるという甘い汁を吸うことに慣れてしまった」と指摘。こうした方法は短期的には成功するかも知れないとしながらも、「自社独自の技術を造ることなど困難であり、長期的な発展という意味では厳しい」と論じた。
続けて、北京航空航天大学の関係者の話として、「技術を生み出す工程は模倣できない」とし、技術をブランド化することは「自動車ブランドを一から作るよりも難しいとも言える」と指摘。中国の自主ブランドメーカーのなかにも研究開発の重要性を認識し、研究開発に力を入れる企業も存在するとしながらも「自社独自の技術を生み出すことは決して容易いことではない」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は中国汽車網の14日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの中国汽車網は14日、世界の自動車メーカーは自社独自の技術に対して独自の名前を冠することで技術のブランディングを行っていることを指摘する一方、「中国の自主ブランドメーカーは基幹技術を持たず、独自の技術も開発できていない」と論じる記事を掲載した。(写真は中国汽車網の14日付報道の画面キャプチャ)
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2015-07-14 21:30