日本と中国の「一騎討ち」!? インドネシアの高速鉄道計画=中国メディア

 中国メディアの新華社は14日、インドネシアと日本の報道として、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が13日に高速鉄道建設に関する会議の席上で、首都ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道プロジェクトを8月にも着工できるよう希望すると述べたことを紹介した。  記事は、インドネシアのソフヤン・ジャリル経済担当調整相の発言として、インドネシア高速鉄道プロジェクトの事業化に向けた調査を実施したのは日本と中国のみであり、インドネシアはプロジェクト発注に向けて「利害関係のない第三国のコンサルティング会社に裁定を依頼する計画」と報じた。  さらに、ソフヤン・ジャリル経済担当調整相が13日に行われた会議後、ジョコ・ウィドド大統領の考えとして、「8月に着工できれば、プロジェクトを速やかに進めることができる」と伝える一方、状況は変化する可能性があるとして実際の着工がずれ込む可能性があることを指摘した。  また、インドネシアの閣僚の話として、「利害関係のない第三国のコンサルティング会社」はドイツもしくはフランスの会社になる可能性があると伝え、コンサルティング会社が日中双方がそれぞれ行った事業化調査の結果や提案内容を詳細に検討することになると報じた。  続けて記事は、日中双方がインドネシアに対して提案している内容について、「借款を供与する点や借款の償還期間は同じ条件」としながらも、日本が提案している借款は「中国より金利が低い」と伝え、日本の提案した条件のほうが有利な点もあると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)  nui7711/123RF.COM)
中国メディアの新華社は14日、インドネシアと日本の報道として、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が13日に高速鉄道建設に関する会議の席上で、首都ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道プロジェクトを8月にも着工できるよう希望すると述べたことを紹介した。(イメージ写真提供:(C)  nui7711/123RF.COM)
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2015-07-15 11:30