日経平均は78円高と3日続伸、イエレン議長の議会証言など控えて小動き
15日の日経平均株価は前日比78円00銭高の2万463円33銭と3日続伸して取引を終えた。
欧米株高を好感した買いが先行した。中国の4-6月期GDP(国内総生産)が予想を上回る結果だったことで日経平均は上げ幅をやや拡大する場面もあったが、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言を控えて小動きとなり、上値は限定された。なお、昼ごろに伝わった日銀金融政策決定会合の結果に対する市場の反応は薄かった。日銀は金融政策の現状維持を決めている。
個別では、16年5月期で営業益52.8%増を見込んだ前沢工業 <6489> が急伸。同じく営業益2ケタ増を計画したタマホーム <1419> も物色された。15年8月期第3四半期で営業益44.3%増のサイゼリヤ <7581> も高い。安全保障関連法案の可決により、豊和工業 <6203> 、石川製作所 <6208> など防衛関連株に思惑買いが流入した。
半面、16年5月期で純利益5割減を予想したモバイルクリエイト <3669> は下落した。16年2月期第1四半期は純利益31%減だったパル <2726> も軟調。第1四半期で営業減益のドトール・日レスホールディングス <3087> も売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
15日の日経平均株価は前日比78円00銭高の2万463円33銭と3日続伸して取引を終えた。
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2015-07-15 15:00