【本日注目の通貨ペア】ユーロ/米ドル:乱高下が継続する可能性も
ユーロ/ドルは今月に入って、1.09163ドルから1.12168ドルのレンジ内での推移が続いている。今月に入り、米経済指標に弱めのものが目立つ中で米国の早期利上げ期待が高まりづらい状況である上、ギリシャ支援に関しても首脳会議で合意に至ったものの、ギリシャが実際に支援を受けるためには越えなればならない障害も多く、ユーロ/ドルは大きな方向感が出せずにいる。
本日の欧州・米国はとにかくイベントが多い。ユーロ/ドル相場は各種材料を確認しつつ方向感を引き続き模索する形になりそうだ。
欧州についてはユーロ圏首脳会議で合意に至ったギリシャ支援策を、ギリシャ議会で承認できるかが焦点だ。与党内でこれに反対意見が多く聞かれているが、これがまとまればリスク回避ムードが後退する形で米長期金利上昇し、ユーロ/ドルの重石となり得る。また、米国では重要経済指標が複数発表される上、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言が予定されている。
特にイエレンFRB議長の議会証言については、利上げ時期についてのヒントが示されるかが焦点となる。イエレン議長は年内の利上げに対する見方自体は変えてはいないが、9月利上げについては弱気、と取れるような発言があれば、これはドル売り材料視されよう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ユーロ/ドルは今月に入って、1.09163ドルから1.12168ドルのレンジ内での推移が続いている。今月に入り、米経済指標に弱めのものが目立つ中で米国の早期利上げ期待が高まりづらい状況である上、ギリシャ支援に関しても首脳会議で合意に至ったものの、ギリシャが実際に支援を受けるためには越えなればならない障害も多く、ユーロ/ドルは大きな方向感が出せずにいる。
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2015-07-15 18:15