中国の黄金販売量、41%増で初の1000トン突破=2013年

 中国黄金協会によると、中国における2013年の黄金販売量は前年比41.36%増で、史上初めて1000トンを超え11176.40トンに達した。国内生産量は前年比6.23%増の428.163トンでやはり史上最高だった。  黄金の販売の内訳は、装飾用が前年比42.52%増の716.50トン、延べ棒用が同56.57%増の375.73トン、金貨用が同1.07%減の25.03トン、工業用が同0.23%減の48.74トン、その他が同32.03%減の10.40トンだった。  生産量では7年連続世界第1位だった。中国黄金協会によると、主な生産地は山東省、河南省、江西省、内モンゴル自治区、雲南省、湖南省、甘粛省、福建省、湖北省、新疆ウイグル自治区で、全国の生産量の82.94%を占めた。  上海黄金取引所における、各種黄金商品の取引量は2013年通年で1万1614.452トンで、取引額は3兆2313億8440万元(約54兆8156億円)だった。上海先物取引所における黄金先物取引量は4017万5650枚で、取引額は10兆7090億6200万元(約181兆6632億円)だった。  このところ、世界で最も黄金の販売量が多いのは中国またはインドだ。2013年については、黄金の販売量で中国が世界一になるのはほぼ確実と見られている。  中国で2013年に黄金の販売量が急増したのは、世界的に金価格が低い水準だったことに加え、中国国内で株価が低迷したために、黄金の方が将来的な価格上昇が期待できるとして、株式市場から資金を引き揚げ黄金を買ったケースが多かったことが原因とされている。  同様に投資対象である不動産物件については、価格が高水準を維持したので、割安感があった黄金の人気がさらに高まったと考えられる。(編集担当:如月隼人)
 中国黄金協会によると、中国における2013年の黄金販売量は前年比41.36%増で、史上初めて1000トンを超え11176.40トンに達した。国内生産量は前年比6.23%増の428.163トンでやはり史上最高だった。
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2014-02-12 16:15