日経平均は125円高でスタート、円安やギリシャ財政改革法案の可決を好感

 16日の日経平均株価は前日比125円65銭高の2万588円98銭と4日続伸でスタート。ドル・円が堅調に推移していることなどを支えに、買い優勢の展開となっている。また、16日未明にギリシャ議会で財政改革法案が可決されたことを受けて、市場では安心感が広がった。ただ、直近3日間で700円近く上昇していることや、節目の2万500円近辺では利益確定売りも出やすいことから、買い一巡後にどこまで上値を伸ばせるかが注目される。  個別では、16年5月期は売上高2ケタ増で営業益34%増を目指すとしたパソナグループ <2168> や、22日付で東証1部へ市場変更となるブイキューブ <3681> が上昇。スマホ関連の堅調で15年6月中間期の業績予想を引き上げたショーケース・ティービー <3909> や、成約好調で15年9月期の業績予想を上方修正したM&Aキャピタルパートナーズ <6080> も買われている。  半面、大手証券が投資判断を引き下げたぐるなび <2440> や、系列のUQコミュニケーションズが通信制限に関する広告表示について謝罪したKDDI <9433> が下落。15年8月期の業績予想を下方修正したアクロディア <3823> や、筆頭株主の投資ファンドが1300万株を公募で売り出すTASAKI <7968> も売られている。(編集担当:松浦直角)
16日の日経平均株価は前日比125円65銭高の2万588円98銭と4日続伸でスタート。
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2015-07-16 08:45