テラ、慈恵医大とエンドトキシンなどの新たな検出法の開発に着手
テラ <2191> は16日、東京慈恵会医科大学の悪性腫瘍治療研究部との共同研究契約締結を発表した。医薬品などを汚染するエンドトキシンなどの発熱性物質の検出法を開発するため、ヒトiPS細胞由来樹状細胞の樹立に関する研究を開始する。
医薬品の製造工程で医薬品などを汚染する発熱性物質の検出法では、ヒト単球細胞を用いた単球活性化試験法(MAT)があるが、日本ではヒト単球細胞の入手が困難という。一方、樹状細胞は単球から分化誘導される細胞で、MATの代替となる検出法を確立することが可能と考えられている。
テラはヒト末梢血単核球から均一で高品質な樹状細胞を培養する技術を有しており、この技術を用いてヒト末梢血単核球からiPS細胞を樹立し、ヒトiPS細胞から樹状細胞を分化誘導させる技術の開発に着手。エンドトキシンなどの新たな検出法の確立を目指す。
テラの16日終値は8円安の1314円。(編集担当:宮川子平)
テラ(2191)は16日、東京慈恵会医科大学の悪性腫瘍治療研究部との共同研究契約締結を発表した。
japan,company
2015-07-16 21:00