「食器洗い」の価値金額は年間約146万円、女性たちのストレス実態が判明

 食器洗いは、「面倒で後回し」、加えて、「たまって憂うつ」。食器洗いから解放されるとしたら1回あたり約2000円を支払ってもいい――。パナソニックが20~50代の女性を対象に実施した「食器洗いに費やす時間とその価値」に関する調査で、女性が感じている食器洗いに関するストレスの大きさが明らかになった。また、調査に協力した女性を対象に、食器洗い乾燥機「NP-TR8」を使ってもらったところ、総合的な満足度は97.1%で、食洗機に対するイメージが大きく変わったという声が多かったという。(写真は、食器洗い乾燥機「NP-TR8」)  調査は2015年6月26日~7月5日に実施。20~50代の女性70名を対象に行い、対象者には食器洗い乾燥機「NP-TR8」を実際に使用してもらってアンケートへの回答を求めた。  まず、食器洗いに費やしている時間を聞くと、「1日に2回以上」が91.4%。「1日に1回程度」が8.6%と、調査対象の女性は、すべてが毎日食器洗いをしている結果になった。1回あたりの所要時間は平均19.4分で、1日に2回食器洗いをしているとすると、年間で1万4162分と、約236時間(約10日間)もの時間を食器洗いに費やしていることがわかった。  そこで、「食器洗いから解放されるとしたら、1回あたりどのくらいの金額を支払いたいですか?」と聞くと、平均は「2005.4円」。食器洗いから解放されることに、年間約146万円(2005.4円×2回×365日)の価値があることがわかった。さらに、食器洗いに限らず、炊事や掃除などを含めた「家事全般」から1日開放されることの価値を金額に換算してもらうと、1日当たり平均「1万678.6円」、年間で約390万円に相当するという回答が得られた。日々の家事に、多くの女性たちが負担やストレスを感じていることが反映された結果といえる。  続いて、食器洗いに関して、どのような不満や負担があるかを具体的に聞くと、「面倒に感じる」(87.1%)、「時間がとられる」(80.0%)、「洗う量が多いと憂うつになる」(75.7%)、「つい後回しにしてしまい、洗っていない食器がたまってしまう」(48.6%)などが上位に並んだ。面倒に感じて後回しにしてしまうことで量が増えてしまい、その結果、たまった洗いもので不満が余計に積み重なってしまうという悪循環に陥ってしまっていることも考えられる結果だった。  実際に「家族5人の夕飯後の食器洗いがとても憂うつで、仕事がある平日は疲れて翌朝に回してしまう」といったコメントがあり、さらに、「食器洗いが嫌いなので、ワンプレートのメニューにするなど、極力洗いものを減らすようにしている」と、食器洗いの不満や負担が料理にも影響を与えていることもわかった。加えて、6割が「手が荒れてしまう」ことも不満にあげていた。  一方、実際に食器洗い乾燥機「NP-TR8」を使っての感想を聞くと、「油汚れが(思っていたより)落ちた」(84.3%)をはじめ、「高温で洗うので清潔感があった」(81.4%)、「手では落ちにくい汚れが落ちた」(58.6%)、「手で洗うよりきれいになった」(57.1%)など、上位には洗浄力に関連した項目への評価が目立った。「油汚れは予洗いをするイメージを持っていたが、予洗いしなくてもきれいに汚れが落ちた」など、使用前に抱いていたイメージが変わった人が多かった。  また、「正直、食器洗い乾燥機は贅沢品だと思っていたが、わずか1カ月ほどの使用で必要不可欠なものに変わった」、「労力やストレスのなさを考えれば、決して贅沢品ではない気がした」と“贅沢品”のイメージが変化したという声もあった。  さらに、食器洗い乾燥機を使用することによって、生活にも変化が出てきたという声も多かった。約7割が「自分で使える時間が増えた」ことを喜び、「食器洗いから解放され、お菓子作りの機会が増えた」、「気兼ねなく新しいレシピに挑戦している」など、料理を作ることへの影響が強く表れた。加えて、「夫と食器洗いを押し付け合っていたが、『入れるだけだから』と自発的にやってくれるようになった」、「食器洗い機にしてから息子が手伝ってくれるようになった」など、家事分担が楽になったというコメントも目立った。  最後に、総合的な満足度を聞くと「とても満足した」(85.7%)、「どちらかというと満足した」(12.9%)となり、合計98.6%が「満足した」と答えた。また、97.1%が両親や友人・知人など「まわりの人に薦めたい」と回答している。  調査で使用した「NP-TR8」は、運転音がもっと静かに、もっと優しくなった静穏化設計のファミリータイプの食器洗い乾燥機。設置底面積は約55cm×約35cmとキッチンの空きスペースにおさまるサイズ。洗浄力を兼ね備えながらも、使用水量は手洗いの約7分の1で、電気料金や上下水道料金等を比較して1年間で約2万2000円の節約になるという試算がある。(編集担当:風間浩)
パナソニックが20~50代の女性を対象に実施した「食器洗いに費やす時間とその価値」に関する調査で、女性が感じている食器洗いに関するストレスの大きさが明らかになった。(写真は、食器洗い乾燥機「NP-TR8」)
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2015-07-16 19:45