韓国輸出業「不安の種」!・・・中国の「経済モデル」転換=韓国華字メディア

韓国メディア・亜洲経済の中国語版は16日、韓国の最大の貿易相手国である中国の経済成長が鈍化していることついて、韓国産業界は不安に駆られていると報じた。
記事は、米ウォール街には「現在の中国経済とバブル崩壊前の日本が非常に酷似している」、「中国の株式市場は金融危機がぼっ発する前の米国より深刻な状況」などと考える人々がいることを伝えた。
さらに、韓国貿易協会が発表したデータを引用し、韓国の対中輸出の伸び幅は2010年には約40%に達したとしつつも、14年の伸び幅はわずか1.1%まで低下してしまったと指摘したうえで、「15年以降はマイナス成長になる可能性すらある」と論じた。事実、15年1-5月の中国の輸入額は前年同期比21%減となっていることを指摘した。
続けて、中国は韓国にとって最大の貿易相手国であり、中国経済の成長鈍化は「韓国に直接的な打撃となることは必然」とし、韓国の輸出も減少していることを紹介。さらに、「中国経済のモデル転換」こそ韓国の輸出が減少している理由だと論じた。
さらに、1980年代から90年代にかけての中国は、廉価な人件費を武器に加工貿易を大々的に展開していたとしつつも、人件費の上昇やインフレ圧力によって中国経済は構造転換を余儀なくされたと指摘。
また、輸出による発展から内需拡大へと舵を切ったことで中国の加工貿易の規模も減少し、韓国の対中国の原料輸出も減少したと紹介、「中国の加工貿易にとって最大の輸入相手国は韓国であり、中国の加工貿易の規模が減少すれば韓国の対中輸出にとって大きな脅威となる」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は亜洲経済の16日付報道の画面キャプチャ)
韓国メディア・亜洲経済の中国語版は16日、韓国の最大の貿易相手国である中国の経済成長が鈍化していることついて、韓国産業界は不安に駆られていると報じた。(写真は亜洲経済の16日付報道の画面キャプチャ)
china,economic,korea
2015-07-17 09:00