日経平均は46円高でスタート、ギリシャ問題落ち着き安心感広がる
17日の日経平均株価は前日比46円51銭高の2万646円63銭と5日続伸でスタート。欧米株高や堅調なドル・円の動きを支えに買い優勢となっている。ギリシャ債務問題が落ち着きを見せていることから市場では安心感が広がり、特段他の懸念材料もないことから上昇が続く展開。ただ、直近4日間で820円上昇と過熱感が意識されやすいことや、国内は3連休前とあって利益確定売りが出やすい状況にある。
個別では、ミドリムシの継続摂取で胃潰瘍が緩和する可能性があるとしたユーグレナ <2931> や、ビットコイン取引所運営Krakenとの業務提携を検討するマネーパートナーズグループ <8732> が上昇。芥川賞受賞作家の又吉直樹さんを用いたCMを放映していたことから関連銘柄として意識されたエニグモ <3665> や、慈恵医大とエンドトキシンなどの新検出法を開発するテラ <2191> も買われている。
半面、独禁法違反で一部事業が一定期間の営業停止となる井関農機 <6310> や、第1四半期は営業収益が前年同期比12.5%減となった極東証券 <8706> が下落。株主優待制度の贈呈品をQUOカードへ変更するラ・アトレ <8885> や、大手証券が投資判断を引き下げたキッコーマン <2801> も売られている。(編集担当:松浦直角)
17日の日経平均株価は前日比46円51銭高の2万646円63銭と5日続伸でスタート。
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2015-07-17 08:45